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お気に入りの雑貨・文房具集めました。

つるやさんのパンは、美味しくて可愛い。

レトロなパンのパッケージが好きな方なら、つるやさんのパン袋を素敵だと感じると思います。

サラダパン つるやパン

滋賀県の長浜市にある「つるやパン」のサラダパンはご当地パンとして、地元だけでなく全国に知られているようです。

今年の1月くらいでしょうか、インターネットで調べものをしている際につるやさんのことを知りました。シンプルなコッペパンがとても美味しそうでしたし、それに加えてパッケージがなんともレトロで可愛い。

つるやさんのお知らせを見ていると、月に2回、秋葉原にある日本百貨店しょくひんかんでパンを販売しているとの情報がありました。

そして早速日本百貨店しょくひんかんにお買い物に行きました。その時購入したものは、下記の記事にまとめてあります。
日本百貨店しょくひんかんが、パッケージデザイン好きには天国みたいなところでした。

 

つるや*サラダパン・サンドウィッチ

サラダパン・サンドウィッチ]

日本百貨店ではつるやさんのパンが数種類販売されており、その中でお目当てのサラダパンと、サンドウィッチを購入しました。

コッペパンの形も丸いパンの形も、レトロなパッケージも可愛いです。パケ買いですね。

東京で買う場合は輸送費がかかるため、つるやさんのお店の価格とは異なるそうです。
日本百貨店では、サラダパンが194円、サンドウィッチが183円で販売しています。どちらも税込価格です。

つるやさんのネットショップでは、どちらも145円で販売されています。

日本百貨店で買うのは割高な気もしますが、私は可愛いパッケージの食品は袋も含めた価格で考えるので、安いと思います。

 

サラダパン

サラダパン つるやパン

コッペパンのフォルム、黄色と緑の色合い、サラダパンのフォント、全てのバランスが素敵なことになっています。

いやー、可愛い。

パッケージばかりを褒めるのは、中の商品を無視しているように感じる方もいるかもしれませんが、商品含めてのパッケージです。
とくにサラダパンはパン自体が素敵です。

中身はマヨネーズとたくあんという不思議な組み合わせです。なぜマヨネーズとたくあんでサラダなの?と疑問に思った方、その謎は読み進めていただけると分かります。

 

サンドウィッチ

サンドウィッチ つるやパン

可愛らしい丸いパンに、魚肉ハムとマヨネーズがサンドされたシンプルなサンドウィッチです。

こちらもパッケージが素敵です。

ご当地パンとしてサラダパンがメディアで取り上げられたため、つるやさん=サラダパンというイメージがありますが、1番売れているのはこちらのサンドウィッチだそうです。

確かにサラダパンの味は好みが分かれると思うので、素朴で何度でも食べられるのはサンドウィッチですね。
--- 私はスタンダードな食べ物が好きなので、サンドウィッチの方が好みでした。

 

つるやさんの歴史

つるやさんの創業は1951年(昭和26年)です。検索でヒットした記事を読みかじった知識ですが、つるやさんの創業のきっかけは、日本が敗戦国になったことだったそうです。

大学で法律を学んでいた創業者は、日本が戦争で負けてしまったため、4年間勉強してきた憲法が変わってしましました。
これはショックですね。

また4年間大学に通う余裕はなく困っていたところ、教授にパン屋をやってみないかと勧められたそうです。

なぜパン屋?と思いますが、これはしっかりとした理由のある、とても賢いアドバイスでした。

当時まだ学校の昼食はどこも弁当だったのだが、GHQの指導によって学校給食が始まる。そして、輸出を増やしたいアメリカの意向で主食はおそらく米ではなくパンになる。ということをいち早く予測した教授はパン屋への転身を勧め、またおじい様もパン屋としてやっていく覚悟を決めて地元の滋賀に帰ってきたのだという。そして見事成功したんだからすごいですよね!
『まるい食パン専門店はつるやパンの夢やったんです。』地元で65年間愛され続けるパン屋のこだわり – ロカフレ より

なるほど!頭いい!やはり知識は大事です。

 

サラダパンの誕生

サラダパンは1960年(昭和35年)に誕生したそうです。お客様から「腹持ちするパンはないか?」という要望があったことが開発のきっかけでした。
コッペパンと”たくわん”の驚異のコラボ!もはや滋賀県民のソウルフード『サラダパン』誕生秘話に迫る - しがトコより

サラダパンを開発したのは、創業者の奥様である西村智恵子さんです。

当時は菓子パンを販売しており、食事の代わりになるパンはなかったそうです。そこで海外のレシピ本を見ながら、まだ日本にはなかったマヨネーズを作りました。

マヨネーズの材料となるサラダ油から、「サラダパン」と名付けたそうです。
---サラダパンの謎が解けました。

ちなみにですが、1957年誕生となっている記事もありました。

 

発売当時はたくあんは入っていなかった

発売当時はたくあんではなく、キャベツの千切りが入っていました。
脂っこいマヨネーズを中和させる食材として、キャベツを選んだそうです。

その日に食べる分には美味しく食べられますが、時間が経つとキャベツの水分が抜けてパンがベチャッとしてしまいます。
黄色と緑のパッケージも大量に余っており、西村さんが考えついたのが日持ちするたくあんを入れることでした。

サラダパンの黄色はたくあんの黄色だと思っていましたが、マヨネーズの黄色で、緑はキャベツだったのですね。

 

実はそんなに人気がなかった?

意外な話ですが、サラダパンは売れていなかったそうです。

サラダパンがお好きな方は少数派で、その方々のために販売し続けていたとのことです。

それがまさか全国に知られるご当地パンになるとは…。

マヨネーズ×たくあんの組み合わせは新しすぎたのかもしれませんね。時代が追いついたんですよ、きっと。

 

つるやさんのパンの買えるところ

実店舗

木之本 つるやパン本店
〒529-0425 滋賀県長浜市木之本町木之本1105
最寄り駅:木ノ本駅
店舗情報

コッペパンの看板がとっても可愛いです。

つるやさんのWebサイトでは、滋賀県内の取扱店や、滋賀県外の販売についても掲載されています。

県内:つるやパン|取扱店舗
県外:つるやパン | お知らせ

インターネット

つるやさんのネットショップから購入出来ます。
* つるやパン|大人気のサラダパン・各種パンの販売

つるやパン2号店「まるい食パン専門店」でトレイとして使われている小型のばんじゅうがすっごく可愛です。
つるやパン|大人気のサラダパン・各種パンの販売

 

おわりのつぶやき

法律家への道を諦め、パン屋さんを始めた創業者も凄いですが、数十年愛されるサラダパンを開発する奥様も凄い。

サラダパンの誕生した年がメディアによって変わるのも、ロングセラーな商品ならではという感じがしますね。

ものすごく余談ですが、コッペパンと打とうとしてコッペ「感」とタイプミスしました。コッペ感、語感が良いですね。

 

 

商品情報

商品名:サラダパン
メーカー:有限会社つるや
購入価格(税込):194円
JANコード:4994887001112
原産国:日本


商品名:サンドウィッチ
メーカー:有限会社つるや
購入価格(税込):183円
JANコード:4994887001105
原産国:日本